レポート


昭和初期にタイムスリップ デザインツアー:揚輝荘「聴松閣」でクラシックを楽しむ レポート

2013年10月3日

自主事業

あいちトリエンナーレ2013 パートナーシップ事業

昭和初期にタイムスリップ デザインツアー:揚輝荘「聴松閣」でクラシックを楽しむ レポート

今年度のデザイン啓発事業では、あいちトリエンナーレ2013パートナーシップ事業として、名古屋の歴史的建造物を専門家の解説を交え見学するデザインツアーを行いました。専門家の持つ深い知識に触れ、デザインへの理解促進、名古屋の個性・魅力の再発見を図ろうというものです。
今回訪問した「揚輝荘(ようきそう)」は、株式会社松坂屋の初代社長・伊藤次郎左衛門祐民(いとうじろうざえもんすけたみ)氏の別邸が名古屋市へ寄贈されたもので、名古屋市郊外別荘の代表作のひとつです。当日は、修復を終え今年8月に公開がはじまったばかりの揚輝荘・南園の「聴松閣(ちょうしょうかく)」を今回のために特別に専門家の解説のもと、見学し、あわせて北園の「伴華楼(ばんがろう)」と庭園を見学・散策しました(あわせて約1時間30分)。
ツアーの締めくくりは、インド様式の意匠がエキゾチックな聴松閣・地階の多目的室(旧舞踏場)で、揚輝荘館長による解説とサロン風ミニコンサートを楽しみました(あわせて約1時間30分)。コンサートでは、松坂屋の前身であるいとう呉服店が明治44年(1911年)に結成した「いとう呉服店少年音楽隊」が、後に、現存する日本最古のオーケストラ、東京フィルハーモニー交響楽団に発展したというエピソードを背景に、名古屋フィルハーモニー交響楽団に所属する3人が、揚輝荘造営当時にちなんだ楽曲・10作品で、往時を偲ぶひとときをお届けしました。

日時2013年9月29日(日)
14:45 - 18:00
会場

揚輝荘・南園
〒464-0057
名古屋市千種区法王町2丁目5番地の17

主催クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会
共催など

共催:揚輝荘
協力:名古屋ウィーン・クラブ

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