さわひらき

プログラム

  • さわひらき《Flying along a dry river bed (installation)》2021

  • さわひらき《Flying along a dry river bed (film screening)》2021

  • さわひらき《Flying along a dry river bed (film screening)》2021

展示〈納屋橋エリア〉

  • 日没後(18時頃)からの上映となります。

Flying along a dry river bed (installation)

会場:
錦橋

制作年:2021(2010)
素材・技法:映像・インスタレーション

Flying along a dry river bed (film screening)

会場:
みのりの広場の壁面

制作年:2021
素材・技法:映像・インスタレーション

アクセス

自身の心象風景や記憶の中にある感覚といった実態のない個人的な領域を、映像・立体・平面作品などで構成されたインスタレーションで表現する映像作家。みのりの広場では、デビュー作から最新作まで7本の作品を上映。錦橋の下には、砂漠で撮影した川の痕跡を辿って飛ぶ鳥の映像を投影することで、場所に刻まれた時間を可視化するようなインスタレーションを展示。

作品紹介

Flying along a dry river bed (installation)

錦橋のアーチ下部分に投影。投影は川⾯に浮かべられたプロジェクターから⾏われている。
2010年に制作した作品に使った映像。オーストラリアの砂漠、乾いた川の跡をなぞりながらインコが飛んでいくのを撮影した。水が流れていない川の跡を辿っている鳥の映像を、今回、「ストリーミング・ヘリテージ」が堀川での展示ということで、こちらには水があり、海につながっている。そこに乾いた川を地図として飛んでいる鳥っていうのをつなげた。

Flying along a dry river bed (film screening)

みのりの広場に投影される映像スクリーニングの前には、さわ自作のレトロなラッパ型スピーカーが設置された。
初期の作品から最近の作品まで、
dwelling(2002)9分2秒
elsewhere(2003)7分40秒
WS)STARGAZER/OVALL*(2019)3分30秒
Sleeping Machine I(2011)7分8秒
Thatʼs Down(2019)3分59秒
absent(2018)4分37秒
/home(2017-2021)9分24秒
を集めたものを壁面にスクリーニング。
*は、鷲尾友公スタジオ(WS)作品で、グループOVALLの楽曲「STARGAZER」のMV。さわ作品は「作品中作品」としてTV画⾯内に登場している。

アーティスト

さわひらき

映像インスタレーション

1977年石川県生まれ。高校卒業後、イギリスに渡りロンドン大学スレード校美術学部にて彫刻の修士号を取得。ロンドン在住。
友人の手伝いでコンピュータのアニメーションソフトを使ったことがきっかけとなりビデオ作品を手がけるようになる。自身の心象風景や記憶の中にある感覚といった実態のない個人的な領域を、映像・立体・平面作品をなどで構成されたビデオインスタレーションで表現する。映像や立体造形物を巧みに操り再構成することで、現実にはありえない光景を描きながら、どこか親しみを感じさせる世界を展示空間に生み出し、見る者の想像力に働きかける。近年は映像の配置を彫刻的に捉えた空間構成や、立体や平面作品を併置させるなど、映像と展示空間とが互いの領域を交差するような作品に取り組み、世界各地で発表、高い評価を得ている。

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