日栄一真 + 竹市 学

プログラム

日栄一真+竹市 学《Re:No.3》2021

パフォーマンス〈名古屋城エリア〉

Re:No.3

制作年:2021
素材・技法:サウンドデザイン+能管
舞台美術・華道家:辻 雄貴

アクセス

定員に達しましたので、募集を終了いたしました。

テクノロジーによるサウンド表現の可能性を追求し作品を制作しているサウンド・アーティストの日栄一真と、能楽師藤田流笛方として世界各国で活動し、重要無形文化財(総合指定)認定、他数々の賞を受賞している竹市学。舞台美術は華道家の辻雄貴。名古屋城の二之丸広場にて、一夜限りの映像とサウンドによるパフォーマンスを開催。

日時:
3月20日(土・祝)18:30-19:00
会場:
名古屋城二之丸広場 ※雨天時は名古屋能楽堂で開催
料金:
名古屋城への入場料500円が必要
定員:
50名(要予約)
  • 要予約。五十嵐太郎×市原えつこのイベントとセットでのお申し込みとなります。
  • 先着順での受付となります。定員に達し次第受付を終了いたします。
  • 会場が名古屋能楽堂になる場合は前日にメールにてご連絡いたします。
  • パフォーマンスとシンポジウムは後日映像アーカイブとして配信予定です。

アーティスト・ステートメント

デジタルには、当然に利便性、再現性が求められます。しかし、このライブでは、フレーズを即興的に組み立て音楽を構築していき、また、能管(能の笛の音)をリアルタイムで音響的な加工を施し、これらを組み合わせる事で二度と起こりえない、一回性の空間を作りだしています。
0と1からなる情報が、竹市氏の能管、辻氏のパフォーマンスと共鳴する事で、記号以上の意味を持ちはじめます。
(日栄一真)

作品紹介

『三番三・三番叟(さんばそう)』は天下泰平(てんかたいへい)を祈る儀礼曲『翁(おきな)』の後半部分です。
『翁』は、翁の面(おもて)を納めた面箱を持つ千歳(せんざい)、翁、三番三、囃子方、地謡が橋掛リ(はしがかり)から順に登場します。翁が舞台の中央先で座り深々と礼をします。それぞれの役が着座すると、笛の独奏に続き、三丁の小鼓が勢いよく打ち出し、翁の謡が響きます。はじめに千歳がさっそうと舞い[千歳ノ舞]、その間に舞台上で面をつけた翁が天下泰平・国土安穏を祝して荘重に舞います[翁ノ舞]。
翁が舞台から退場すると、三番三が「揉み出し(もみだし)」という大鼓の打ち出しに合わせて立ち、躍動的に足拍子を踏みしめ力強く舞います[揉ノ段]。続けて三番三は、「黒式尉(こくしきじょう)」の面をつけ鈴を振りつつ、はじめはじっくりと、次第に急速に舞い納めます[鈴ノ段]。

アーティスト

日栄一真

サウンド・メディア・アーティスト

テクノロジーによるサウンド表現の可能性を追求し作品を制作。1990年代からDAWによる音楽制作を開始しニューヨークKing Street Soundsなどから音源をリリースするほか、楽器メーカーにて電子楽器の研究開発などに携わる。また、インタラクションを中心にしたサウンド・メディア作品では、ZKM(ドイツ、カールスルーエ)、「SCOPE Art Show」(マイアミ)、Star Gallery(北京)などで作品を発表。名古屋芸術大学、名古屋大学、中京大学非常勤講師。

竹市 学

能楽 笛方 藤田流職分 重要無形文化財(総合指定)

1972年愛知県生まれ。1983年藤田流宗家11世藤田六郎兵衛に入門。1996年国立能楽堂卒業。2002年ニューヨーク、9.11追悼公演。2013年第29回芸術創造賞受賞。2016年ニューヨーク、カーネギーホール、「市川海老蔵 GRAND JAPAN THEATER」出演。2017年重要無形文化財(総合指定)認定。2018年パリJaponism杉本博司プロデュース、野村萬斎公演、出演。2019年名古屋市芸術奨励賞受賞。G20大阪会議晩餐会。令和天皇即位の礼、首相主催晩餐会、出演。

辻 雄貴

舞台美術・華道家

辻雄貴空間研究所主宰。徳川慶喜公屋敷跡浮月楼芸術顧問。 建築という土台を持ちながら追求する「いけばな」は、既存の枠組みを超えて、建築デザイン、舞台美術、彫刻、プロダクトデザインなど、独自の空間芸術として演出される。人と建築と植物。三つの関係性を考え、植物の生命力と人間の創造力を融合させた空間を表現している。近年は、国内外問わずさまざまなブランドとアートワークを発表。世界を舞台に、日本の自然観・美意識を表現している。

関連プログラム

  • シンポジウム〈名古屋城エリア〉

    「名古屋城金鯱展」連携事業五十嵐太郎 × 市原えつこ− 歴史をストリーミングする −

    日時:
    3月20日(土・祝)19:00-20:30
    会場:
    名古屋城二之丸広場 ※雨天時は名古屋能楽堂で開催
    定員:
    50名(要予約)
    進行:
    秋庭史典(ストリーミング・ヘリテージ|台地と海のあいだディレクター)
    • 要予約。日栄一真+竹市 学のイベントとセットでのお申し込みとなります。
    • 先着順での受付となります。定員に達し次第受付を終了いたします。
    • 会場が名古屋能楽堂になる場合は前日にメールにてご連絡いたします。
    • パフォーマンスとシンポジウムは後日映像アーカイブとして配信予定です。

    定員に達しましたので、募集を終了いたしました。