ストリーミング・ヘリテージ リサーチプロジェクト
『起点としての「アートポート」』

連携イベント

このトークでは、もう一つの遺産=名古屋港で行われたさまざまなアートプロジェクトの再生を目指しています。今回は特に、名古屋港を舞台としてアートだけでなくさまざまなイベントが開催された「アートポート」(1999-2003)をテーマとして、名古屋における創造的活動の歴史を振り返るとともに、今後それをどのように未来につなげていけるのかについて考える時間としています。
また、アーティストが自主運営するスペースの草分けのひとつである「N-mark」を春日井市に立ち上げ(現在は名古屋市の長者町にあります)、それ以来、精力的な活動を続けておられる、N-markの武藤勇さんをゲストに迎え、本展のリサーチャー、ディレクターチームとともに、アートポートに大きな力を注がれた、茂登山清文先生(名古屋芸大、名古屋大)や池田修さん(PHスタジオ、BankART)との関わりなど、様々なお話をうかがいたいと思います。

トーク|クリエイティブカフェ

ストリーミング・ヘリテージ リサーチプロジェクト『起点としての「アートポート」』

日時:
11月6日(日)14:00-17:00(30分前より受付)
会場:
名古屋都市センター 11階まちづくり広場 ホール
(名古屋市中区金山町1-1-1 金山南ビル内)
ゲスト:
武藤勇(N-mark)
リサーチャー:
吉川 遼(名古屋文理大学 情報メディア学科 助教)

アクセス

観覧にはお申込みが必要です。フォームよりお申込みください。

終了しました

artport(アートポート)

名古屋港ガーデンふ頭東部の倉庫群は、世界デザイン博覧会以降大きく様変わりした西部に比べ、港らしさを色濃く残す反面、普段は保税地区として立ち入りのできない一角でした。その中の20号倉庫が、1999年、アート空間として実験的に開放されさまざまなプロジェクトが開催されました。(参考:artport2000フライヤー)

ゲスト

武藤勇

1974年愛知県生まれ。1997年名古屋芸術大学・造形実験コース卒業。1998年CCA北九州アーティストリサーチコース終了。2009年情報科学芸術大学院大学(IAMAS)メディア表現研究科修了。1998年より野田利也と「N-mark」を開始。主なプロジェクトに「ミーティングキャラバン」、「名港ミュージアムタウン」、「くうちゅう美術館」、「中川運河リミコライン・アートプロジェクト」、「黄金4422BLDG.」など。野外展まで幅広いアートディレクションを行い、以後現在に至るまで、名古屋・愛知のアートシーンを先導する活動を続けている。今回トークのテーマのひとつとなっている「アートポート」にも携わった。

リサーチャー

吉川 遼

名古屋文理大学情報メディア学科助教、修士(学際情報学)。専門は教育工学、ヒューマンインタフェース・インタラクション。人工物を媒介とした学習環境デザインならびに情報デザインに関する研究・実践、ならびにアートアーカイブの創作活動への活用に関する研究をすすめている。