レポート

あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルグッズ・学生コンペティション レポート

2013年7月4日

自主事業

あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルグッズ・学生コンペティション レポート

2010年に初めて開催された「あいちトリエンナーレ」は、会期中57万人を超える来場があり、盛況のうちに終了しました。同トリエンナーレの第2回目となる「あいちトリエンナーレ2013」の開幕(2013年8月10日)に向け、クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会では、愛知県県民生活部文化芸術課国際芸術祭推進室とともに「あいちトリエンナーレ2013」公式グッズ・デザインコンペティションを開催しました。公開プレゼンテーションと審査によって選ばれた最優秀作品を含む3つの作品が、最終的に商品化され公式グッズとして「あいちトリエンナーレ2013オフィシャルショップ」にて10月27日まで発売されています。

中間講評会

公開プレゼンテーション+審査会に向けて、あいちトリエンナーレ2013 PRオフィサーの鈴木潤子氏を迎え、中間講評会を実施しました。鈴木氏のアドバイスを受けながら、参加チームはプレゼンテーションの最終調整を行いました。

日時:2012年9月29日
会場:国際デザインセンター・セミナールーム3(ナディアパーク・デザインセンタービル6F)
講評ゲスト:鈴木 潤子(あいちトリエンナーレ2013 PRオフィサー)

鈴木 潤子:東京都出身。時事通信社勤務を経て、日本科学未来館初の広報専門官として勤務の後、開館前の森美術館広報責任者に就任。2年間PRマネージャーとして広報およびマーケティング、ブランディングなどコミュニケーション全般を統括。その後、再び日本科学未来館にて5年間にわたり広報室長および国際渉外室長として広報、ブランド開発と管理、マーケティング、危機管理、国際会議の招致や国際交流に携わる。
2010年に独立後は、主に民間企業や国の機関、NPOなどの広範囲の広報業務や企画立案、実施業務に携わる。現在は文部科学省プロジェクトの外部広報委員、株式会社良品計画(無印良品)のギャラリーにてシニア・キュレーター、東京2020オリンピック・パラリンピック招致委員会評議会のアドバイザーを務める。

公開プレゼンテーション+審査会

公開プレゼンテーションでは、中間講評会でのアドバイスをふまえ、各チームの最終提案が行われました。会場では実際のプロトタイプも展示され、会場を訪れた来場者による投票も行われました。
最優秀作品は名古屋芸術大学 扇千花研究室の提案が選ばれましたが、審査員の皆さんからは、ここから商品化に向けてはたくさんの改良が必要であること、規模の大きな国際展で販売するプロダクトということをきちんと意識して進めて行ってほしいという、言葉がありました。
また、最優秀作品の他に、2つの提案(愛知淑徳大学、椙山女学園大学)が今後商品化に向けて再度検討をし、プロジェクトを進めて行くことになりました。

公開プレゼンテーション+審査会の基本情報についてはこちらをご覧ください。

日時:2012年10月14日
会場:ナディアパーク2Fアトリウム
主催:あいちトリエンナーレ実行委員会
共催:クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会 [名古屋市・株式会社国際デザインセンター・名古屋商工会議所・中部デザイン団体協議会]、株式会社国際デザインセンター
協力:ナディアパーク、株式会社名古屋三越栄店

プレゼンテーション


shukutoku
愛知淑徳大学
メディアプロデュース学部 都市環境デザインコース 清水裕二研究室
moku moku town


sugiyama
椙山女学園大学
生活科学部 生活環境デザイン学科 橋本雅好研究室
TORIEN LOOP


daido
大同大学
情報学部 情報デザイン学科 プロダクトデザイン専攻
名古屋時計


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名古屋芸術大学
デザイン学部 インダストリアルデザイン研究室
ori-folding pack


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名古屋芸術大学
デザイン学部 テキスタイルデザインコース 扇千花研究室
絞×染Bag


meigei_mdc
名古屋芸術大学
デザイン学部 メディアコミュニケーションデザインコース
ファイルファンシャッチー・セット

審査結果


最優秀賞:
・名古屋芸術大学 デザイン学部 テキスタイルデザインコース 扇千花研究室「絞×染Bag」

オーディエンス賞:
・名古屋芸術大学 デザイン学部 インダストリアルデザイン研究室「ori-pack」

最優秀賞を含め、以下の提案が最終的な製品化を進めました。

・名古屋芸術大学 デザイン学部 テキスタイルデザインコース 扇千花研究室
 「絞×染Bag」
・愛知淑徳大学 メディアプロデュース学部 都市環境デザインコース 清水裕二研究室
 「moku moku town」
・椙山女学園大学 生活科学部 生活環境デザイン学科 橋本雅好研究室
 「TORIEN LOOP」

製品化へ向けての合同検討会

公開プレゼンテーション+審査会の終了後、プロダクトデザイナーの本田 敬氏をアドバイザーに迎え、合同検討会を開催しました。
合同検討会では、製品のブラッシュアップやパッケージ、販売価格など、製品化へ向けて真剣なディスカッションが何度も重ねられました。

日時:2012年12月〜2013年6月
会場:国際デザインセンター(ナディアパーク・デザインセンタービル6F)など
講評ゲスト:本田 敬(プロダクトデザイナー、Design Studio CRAC/メ~ブツ)

本田 敬:1968年愛知県生まれ。1991年愛知県立芸術大学卒業後、ヤマハ株式会社デザイン研究所に勤務。2000年 Design Studio CRAC設立。時代における人々の暮らしや、社会背景を洞察し、的確な仮説の構築に重点を置き、指標となるプロトタイプ[原型]デザインを目指している。 地場産業とのコラボレーションにおいては、製品デザインの他、ブランド構築にも携わる。愛知県立芸術大学非常勤講師、「カタチ研」としても活動中。2009年よりメ~ブツ勘考委員会発起人。国際デザイン・コンペティション’98海南大賞、DESIGN21[CHIC CHINOIS]準グランプリ、1998~2008年グッドデザインアワード選定9点。

製品完成+あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルショップ オープン

あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルショップが名古屋三越栄店 7階特設会場にオープンし、『あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルグッズ・学生コンペティション』から製品化した公式グッズも店頭に並びました。
オープンニングセレモニーでは、大村秀章愛知県知事や五十嵐太郎芸術監督、アーティスト・ヤノベケンジ氏らとともに、『あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルグッズ・学生コンペティション』から名古屋芸術大学の古川理恵さんが学生代表として参加し、テープカットが行われました。会場にはたくさんの人が訪れ、にぎわいを見せるなか、メディアによる『あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルグッズ・学生コンペティション』参加メンバーへの取材も行われました。

製品化された公式グッズの詳細についてはこちらをご覧ください。

営業期間:2013年6月10日(月)~10月21日(月)
場所:名古屋三越 栄店 7階特設会場(〒460-8669 愛知県名古屋市中区栄3-5-1)
営業時間:10:00 – 20:00(初日は12:00オープン、最終日は18:00まで)
問合せ先:名古屋三越 栄店 外商部 法人担当
電話:052-252-3831
Webhttp://nagoya.mitsukoshi.co.jp/

あいちトリエンナーレ2013 オフィシャルグッズ・学生コンペティション
主催あいちトリエンナーレ実行委員会
共催など

共催:クリエイティブ・デザインシティなごや推進事業実行委員会
特別協力:株式会社名古屋三越栄店

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