中山晃子

プログラム

  • 中山晃子「MUTEK JP 2020」@渋谷ストリームホール Photo: Haruka Akagi

  • 中山晃子《泡沫の形》2021 −展示−

  • 中山晃子《泡沫の形》2021 −展示−

  • 中山晃子《泡沫の形》2021 −パフォーマンス−

  • 中山晃子《泡沫の形》2021 −パフォーマンス−

  • 中山晃子《泡沫の形》2021 −パフォーマンス−

  • 中山晃子《泡沫の形》2021 −パフォーマンス−

展示〈納屋橋エリア〉

《泡沫の形》2021

会場:
納屋橋シャムズガーデン*作品は17:00から上映いたします

アクセス

ステートメント

絵の中に現れる泡に人の姿を重ねて見るうちに、形はなんてあっという間に消えてゆくのだろうかと思う。膜の最も薄く割れてしまう寸前が、もっとも彩度の高まるところであると気づいた時に込み上げる狂おしさ、愛おしさ。今この街並みの色彩を、うたかたに形作られた人間の眼が受容する、その気持ちよさを感じていたい。私は絵筆をとって流れと色彩を観察し、長い時の中で個の形が全に戻ったとしても、この川のように途絶えぬ一つの流れになることに想いを馳せようと思う。

かつて堀川がはるかとおくの地と結びつき、水運によって栄えた歴史的背景を意識して制作を始めました。

物理的に交流を可能にした路が、かたちのない情報を「導き入れる」方途にもなっていた。この点に、わたしのペインティングとの共通性を感じます。
絵具の積層の上、筆によって水路をつくりそこにインクを差し込むと、透明な水路の上にパッと色彩が流れ込んで血管や根のようにも見え、溢れる生命力を感じます。
「描く」Drawingと「導き入れる」というDrawing。この二つの意味が、川に寄り添った展示場所において自然に重なると思いました。

今回の作品《泡沫の形》は、時間や場所のことなる様々なライブパフォーマンスの記録から、「泡が絵のなかで泡以上の役割を与えられ、なにかの見立てになった瞬間」、そのようなシーンを切り取り、新たにつなぎ合わせて編集したものです。
情報や材を導き入れる水路であった川、暮らしや憩いに寄りそう現在の川、さまざまな役割が時代によって移り変わってきたけれど、泡は球形を目指し、水は水のままここに流れ続ける。変化しつづけるうたかたの形と、変わらない泡沫の形を重ね、ひととき観察する作品をつくりました。

アーティスト

中山晃子

1988年生まれ。画家。様々な素材を反応させることで、絶えず変容していく《Alive Painting》シリーズや、その排液を濾過させるプロセスを可視化し定着させる《Still Life》シリーズなど、パフォーマティブな要素の強い絵画を制作。近年では 「TEDxHaneda」(東京、2015年)、「Ars Electronica Fes」(オーストリア、2019年)、「Biennale Nemo」(パリ、2018年) 、「LAB30 Media Art Festival」(アウグスブルグ、2018年) 、「MUTEK Montreal」(2019年)、「Tokyo 2020 オリンピック」閉会式等に出演。

http://akiko.co.jp

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