市原えつこ

プログラム

  • 市原えつこ《Digital Shaman Project》

  • 市原えつこ《デジタルシャーマン・プロジェクトー現代の観音プロトタイプ》2021/《祝詞ロボット・縄文編》2020

  • 市原えつこ《デジタルシャーマン・プロジェクトー現代の観音プロトタイプ》2021

  • 市原えつこ《デジタルシャーマン・プロジェクトー現代の観音プロトタイプ》2021

  • 市原えつこ《都市のナマハゲ》2017

  • 市原えつこ《都市のナマハゲ》2017

展示〈名古屋城エリア〉

《デジタルシャーマン・プロジェクトー現代の観音プロトタイプ》2021
《都市のナマハゲ》2017
《祝詞ロボット・縄文編》2020

会場:
伊藤家住宅

アクセス

ステートメント

伊藤家住宅を見た瞬間に運命的なものを感じ、「ここで妖怪の住む家のような異空間をつくりたい」という欲望が湧き上がりました。私はこれまで「デジタル・シャーマニズム」をテーマに日本の信仰とテクノロジーを主題にした作品をつくってきましたが、今回は幽霊、妖怪、来訪神といった目に見えない存在をモチーフにテクノロジーを融合させた作品を集結させ、さらには現代の観音に自らなりきり、ロボット化した奇妙な存在が待ち受けております。前回のストリーミング・ヘリテージにおいて「疫病の蔓延する時代において、人間が作り出した想像力や祈りの力とは?」という問いが生まれました。その一片でも体験できる空間になっていればと思います。

《デジタルシャーマン・プロジェクトー現代の観音プロトタイプ》2021

科学技術の発展を遂げた現代向けにデザインされた、あたらしい弔いの形を提案する作品。家庭用ロボット「Pepper」に故人の人格、3Dプリントした顔、口癖、しぐさを憑依させたこのプログラムは死後49日間だけPepperに出現し、49日を過ぎると自動消滅する。本展覧会では作者自らの顔の3Dデータを変形させ、《現代の観音》のプロトタイプを試作。疫病の時代における祈りのあり方を模索する。

企画、ディレクション、3Dモデリング、顔、声:市原えつこ
モーション開発:渡部知香

《都市のナマハゲ》 2017

《都市のナマハゲ》は秋田県男鹿市で200年以上伝承された重要無形民俗文化財「ナマハゲ行事」が持っている機能を再解釈し、現代の都市に移植する試み。
元来のナマハゲ行事についてリサーチし、一見非合理的な古い習慣に潜んでいる合理性を発見し、相互監視による集落の維持、子供から大人への通過儀礼、家族の絆の強化といったナマハゲの持つ機能を東京の街へ実装することを思考実験した。 都市部に生息し、秋葉原、原宿、巣鴨をはじめとした各地域に適応進化した“都市のナマハゲ”は、ソーシャルメディアによる相互監視や、街中に張り巡らされた監視網により蓄積されたデータベースをもとに各都市の「悪い子」(=しつけの必要な大人)を特定。大晦日に現れ、センシング技術とVR技術を駆使したマインドハックによる“しつけ”を施し、都市の人々に成長・幸せ・祝福をもたらすという。男鹿のナマハゲ行事においてナマハゲの面は集落ごとの特産品で作られるのが通例のため、都市のナマハゲも秋葉原に流通する素材で面が構成されている。

メディア・アートディレクター:市原えつこ
コミュニケーション・プランナー:阿部元貴
ストラテジスト,マネジャー:川内友紀恵
テクニカル・プロデューサー:野崎和久
スーパーバイザー:森田浩史
映像原作・企画:浅生鴨
映像演出・監督:松宏彰(TYO)
映像プロデューサー:渡邉雅史(MAZRI Inc.)
撮影アシスタント:石橋弘毅(MAZRI Inc.)
秋葉原のナマハゲ お面制作:池内啓人
秋葉原のナマハゲ 衣装制作:chloma
原宿のナマハゲ 衣装提供:chloma
巣鴨のナマハゲ お面・衣装制作:korotoro 中坂明子
UI ヴィジュアル・デザイン:中村圭一,横山直人(flapper3 Inc.)
モーション・グラフィック:中村圭一,横山直人(flapper3 Inc.)
ロゴデザイン:畑ユリエ
サイト制作:蝶野薫(602 inc.)
協力:秋田県男鹿市

*本映像は、内閣官房オリンピック・パラリンピック推進本部事務局の委託により、平成28年度オリンピック・パラリンピック基本方針推進調査として制作されました。

《祝詞ロボット・縄文編》 2020

新潟県長岡市で出土した火焔土器の3Dデータから、「ロボットが祝詞を上げながら礼拝の踊りを捧げる」儀式を妄想。縄文人たちが火焔土器に抱いていたかもしれない信仰心を受け継ぎながらも、誰も見たことのない未来の風景を幻視した。ロボットの読み上げる祝詞は能楽師・安田登氏の音声を収録。

*縄文の魅力を現代に伝える縄文文化発信サポーターズが2018年に開始した「縄文オープンソースプロジェクト」は、火炎土器や土偶の3Dモデルをパブリックドメインでウェブ上で公開。本作品はその一環として制作された。

企画・ディレクション:市原えつこ
モーション開発:渡部知香
祝詞:安田登
映像ディレクション、編集:坂本麻人(The Light Source / Whole Universe)
撮影:田中和也(Peephole)
スタジオ提供:クリエイティブオルカ株式会社
制作協力:21_21 DESIGN SIGHT「トランスレーションズ展」(監修:ドミニク・チェン)

この作品は、九州国立博物館・大塚オーミ陶業株式会社・長岡市の共同研究で作成した3次元精密計測データを活用したものです。

アーティスト

市原えつこ

1988年愛知県生まれ。メディア・アーティスト、妄想インベンター。早稲田大学文化構想学部表象メディア論系卒業。日本的な文化・習慣・信仰を独自の観点で読み解き、テクノロジーを用いて新しい切り口を示す作品を制作する。第20回文化庁メディア芸術祭エンターテインメント部門優秀賞、アルス・エレクトロニカで栄誉賞を受賞。近年の展覧会として、「デジタル・シャーマニズム―日本の弔いと祝祭」(NTTインターコミュニケーション・センター[ICC]、東京、2016–17年)、「Ars Electronica Festival」、「文化庁メディア芸術祭」など。2025年大阪・関西万博日本館の基本構想策定クリエイター。

http://etsuko-ichihara.com/

関連プログラム

  • 日時:
    11月28日(日)18:00-
    会場:
    伊藤家住宅
    定員:
    先着20名(要申込)

    アクセス

    観覧にはお申込みが必要です。フォームよりお申込みください。

    • 先着順での受付となります。定員に達し次第受付を終了いたします。
    • 新型コロナウィルス感染防止への対策のため、定員を設けさせていただきます。

    定員に達しましたので受付を終了しました